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  1. 仙台市議会 2016-10-21
    経済環境協議会 本文 2016-10-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※協議会の概要                               開会 午後1時47分                               閉会 午後2時55分 ◯委員長  引き続き、協議会を開会いたします。  まず、経済局より報告願います。 2: ◯経済局長  経済局より、収穫まつりの開催につきまして、1点、口頭により御報告申し上げます。  市内産の野菜やお米などを直売するイベントとして例年開催しております収穫まつりでございますけれども、本年も11月12日土曜日、13日日曜日の両日、農業園芸センターを会場に開催いたします。農業園芸センターリニューアルオープンしましたことを受けまして、農業園芸センター運営事業者でございます民間事業者が主体となって開催する初めての収穫まつりとなります。  現在、企画内容の調整を進めているところでございますことから、正式決定し次第、作成したチラシをお配りして御案内申し上げたいと存じますので、委員の皆様におかれましてもぜひ御来場いただき、仙台の実りの秋を御堪能いただければと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 3: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 4: ◯委員長  なければ、次に、文化観光局より報告願います。 5: ◯文化観光局長  2016仙台の夕べについて御報告いたします。  委員の皆様方には既に御案内をさせていただいておりますが、首都圏を中心とした本市ゆかりの皆様をお招きして開催しております仙台の夕べにつきまして、ことしは11月24日木曜日にホテルニューオータニで開催いたします。参加申し込みを10月5日に締め切ったところでございますが、昨年並みの677人の方々から参加のお返事をいただいております。  ことしの仙台の夕べでは、本市の現状及び目指す将来像を発信し、交流人口の拡大、投資の促進、コンベンション誘致等につながるシティセールスを展開するとともに、復興支援に対する感謝の意をあらわす内容とするほか、東北のグローバルゲートウエーとしての仙台国際空港の将来像等を仙台国際空港株式会社代表取締役岩井卓也様に御紹介いただくセミナーもあわせて開催することとしております。  ぜひ御出席を賜り、参加者の皆様との交流を深めていただければと存じます。 6: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 7: ◯委員長  なければ、次に、環境局より報告願います。 8: ◯環境局長  環境局から、大気環境情報表示装置リニューアルについて御報告いたします。  本市では、本庁舎表示装置を設置し、市内の大気環境情報をお知らせしてまいりました。PM2.5への関心の高まりを受け、このたび各区役所にも表示装置を設置するなど、情報提供の充実を図ることといたしました。
     詳細につきましては、環境対策課長より御説明を申し上げます。 9: ◯環境対策課長  それでは、大気環境情報表示装置リニューアルにつきまして、お手元の資料2により御説明を申し上げます。  本市では、これまでPM2.5などの大気環境情報について、ホームページや本庁舎ロビーに設置した表示装置により測定値の公表を行ってきたところでございます。今回のリニューアルは、情報提供の充実を図ることを目的に、表示装置設置場所表示内容の拡充を行うものです。  1、(1)の設置場所については、市役所本庁舎に加え、新たに区役所総合支所に増設し、計7カ所といたします。  次に、(2)の表示内容についてでございます。  まず、1)のわかりやすい濃度表示として、資料右半分の図1にこれまでの画面と新画面の一例を示してございますが、測定濃度別に色分けした記号で示すことにより、どこで測定した濃度がどの程度なのかが一目でわかるようにいたしました。なお、PM2.5測定値につきましては、画面が切りかわりましても常に画面下部にテロップで表示するようにしております。また、今回の運用開始に合わせ、新たに宮城総合支所秋保総合支所の敷地内でもPM2.5の測定を始めます。  2)の注意喚起情報の提供については、PM2.5または光化学オキシダントの濃度が一定の基準を超えた場合、図2のような注意喚起の画面に切りかえ、注意事項を即時にお知らせいたします。  3)の環境関連情報の提供でございます。この表示装置では、大気環境情報だけではなく、図3のようなごみ減量・リサイクルに係る情報などの提供を行います。区、総合支所ごとに異なる情報や、動画も対応可能なものとなっております。  運用開始日につきましては、11月1日となっております。  今後も適切な監視体制の運用と迅速な情報提供を通じて市民の皆様の安全・安心が確保されますよう、引き続き努めてまいりたいと考えております。 10: ◯委員長  ただいまの報告に対し、質問等はありませんか。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 11: ◯委員長  なければ、以上で報告事項関係を終了いたします。  この際、当局から報告を受けた事項以外で皆様から何か発言等がございましたらお願いいたします。 12: ◯佐藤正昭委員  委員長、やはりせっかく常任委員会ですから、我々は活発な審議の常任委員会にしていってほしいなという思いがありますし、特に若い委員の皆さんにはいろいろ日ごろ調査したことをここでしっかりと議論していただいて、少しでも我々は市民のためになるような、市民の利益になるような、そういう形の委員会審議に私はしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いをいたします。  そういった中で、1カ月ほど前、私は日本最大の旅行のツーリズムEXPOジャパンというのに行ってまいりました。21日には前夜祭ということで日本橋エリアでいろいろな日本中のお祭りが集まって、東北は代表して竿灯が出ていまして、そういうものがあって、そして23日にはビッグサイトでこの観光のエキスポがありました。  私、行って感じたんですけれども、いろんな日本中、世界中のブースが出ていたんですね。やっぱりおもしろい取り組みをしているところ、これは山鹿灯籠といって、私はこれが印象的で、灯籠が飾ってあって、私はぜひ見に行きたいなと。熊本の山鹿というところで、これは8月にあって、私は来年はこれをぜひ見に行きたいなと思っていました。そういった中で、これはニャアという、猫かなと思ったら、違うんだね。新庄の表現で何とかにゃあと言うからニャアなんだということで、そんなことがいろいろあったんですよ。  印象的なものの一つに、うちわ和うちわというんですね。これを80%、同じ市がつくっているというのを初めてわかった。どこでつくっているか誰かわかる人がいたら、誰か思い切って手を挙げてみてくれませんか。四国です。丸亀がこれをつくっているということで、そういうことがあって、いろんなところがあって、そして、見てきた中では、東北で4県ブースを出していたんですね。しかしながら、宮城県と山形はなかった。仙台市ももちろんなかったんですよ。でも、東北観光推進機構ですかね、そういうところが一挙に出していましたから、その関係で、宮城や山形、そして仙台は出さなくてもいいのかなと思ったのかもしれない。しかしながら、伝統の小道というところがあったんですよ。そこに行ったら、仙台箪笥が孤軍奮闘していました。そして、私も呼びとめられて、いやあ、なかなかこういうものに対してもう少しいろんな形で行政が、仙台市が、県が協力してくれるとありがたいななんていう、そういう話もあったんですよ。  私は、少し観光プロモーションについて、日本一のこういうものでありますから、こういうものに前から出ていないのか出ているのかわからないけれども、いろんなこういうものがあると思うんですよ。私は、これ、今までの考え方をいま一度立ちどまって、選択と集中が必要だと思うんですよ。戦略も必要でしょうし、そういうことをぜひ私はやっていただきたいなと思っております。  そんな中で、この観光プロモーション、どのような基準で出る出ないとか、もしかしてそちらは全部出たいのかもしれないよね。しかし予算がということかもしれない。しかし、今回のこのツーリズムジャパン、旅は変える、人生を、世界を変えるんですよ。これは、旅は変える、仙台を変えるんですよ。そういう意味でも、何かもう少し違った切り口というか、新しい観光プロモーションへの考え方を少し変革していかないとだめな時代じゃないかなと私は思っているんですけれども、このようなことについて御所見を伺えればと思います。 13: ◯観光課長  ツーリズムEXPOジャパンにつきましては、昨年までは東北観光推進機構ブースにうちの職員も派遣してパンフレット等を配布しているところでございます。  また、これまで本市のプロモーションにつきましては、首都圏旅行代理店への訪問ですとか、また教育旅行誘致など、実際のツアーを造成する機関等への直接的なセールス営業活動を行っていることを主としております。また、昨年度実施いたしました観光客動態調査などの結果を踏まえまして、20代から40代の女性をターゲットといたしましたガイドブック週末仙台を作成したほか、西部地域においては体験型観光の促進などの取り組みを広く発信するなど、個人旅行客に訴えるプロモーションを行ってきたところでございます。 14: ◯佐藤正昭委員  去年まではこれに職員を派遣していた。ことしは派遣しなかった。こういうのも、今、違っているわけですよね。やっぱり私はこういうのに派遣をしていただいて、しっかりPRすることが、私のような、ああ行きたいなと思う、そういうきっかけ、これはきっかけづくりだと思いますので、そういうことはできるのであればしっかりやってほしいなと、継続してほしいなと思っております。  また、いろんな取り組み、今、教育のところの取り組みなり、民主党政権の中でこれはよかったなと思うのが、私、農山漁村活性化プロジェクトの中で、そういう農山漁村に民泊をして子供たち、小学校、中学校、高校生、そういうふうな取り組みがあったんですけれども、こういうものも多分これから見直されてくるんですよ。やっぱり子供たちの中で、どういうふうにキュウリがなっているかわからないと。そういう人たちがいっぱいいるわけですから、魚が切り身で泳いでいると思っているような、そういう子供たちがいるわけですから、そういう意味でも、こういうものとの連携、だからこそ、文化観光局だけでなく、隣の経済局も自分のものとして考えてもらわなければいけないし、今もっと言えば、来年度の予算の重点方針、この中にはこう書いてありますよ。防災と環境を基軸にしたまちづくりですから、こういうものに関しても、防災という絡みの中で、特に震災を受けた仙台ですから、そういう取り組みの中でぜひやればいい。そういうことが、いろんな切り口というのがあると思うんですね。  私は、よく東北の中でやっぱり仙台が引っ張っていかないとだめだというか、リーダーだから、リーダーというのは何でリーダーかといったら、損するからリーダーなんですよ。一番時間とお金を使うからリーダーなんですよ。そういう意味で、そういうリーダーとしてのあり方、東北のリーダーとしての仙台のあり方牽引役にしっかりなってもらいたい。六魂祭だってこれから第2ステージに入るんでしょう。今までは、最初どこかの広告代理店が来てやったんだけれども、これからはやっぱり自分たちで、第2周ですから、やっていこうという生きがいも気概もそっちはあるんだろうなと私は思っています。特に仙台は1回目、あれは大失敗したわけですから、私はぜひ来年リベンジしてもらいたいと思っておりますし、そういう意味では、そういうことを含めて東北との連携といいますか、そういうことについてはどのようにお考えになっているのかについてお伺いをいたします。 15: ◯東北連携推進担当課長  東北に比べますと特に九州や北海道についてはこれまでも地域一体となった観光プロモーションを実施してきており、その動きと比較すると、東北につきましては各県ごとに実施してきていることから、一体感が余りなかったものと認識しております。  しかしながら、近年、先ほど御指摘のございました東北観光推進機構が中心となって、各県と本市が連携して東北が一体となった誘客プロモーションを実施してきており、8月に台湾プロモーションにおいてもトップセールスを展開したところでございます。また、本市においても、震災後の東北六魂祭の取り組みや、そのネットワークを生かした広域観光のさまざまな取り組みをさらに拡充するとともに、新たな広域連携取り組みも検討をしているところでございます。  引き続き東北のゲートウエー都市として、東北観光推進機構や東北各都市と連携した広域観光取り組みを推進していくことにより、東北全体の交流人口の拡大に努めてまいりたいと存じます。 16: ◯佐藤正昭委員  仙台は東北のゲートウエーなんですよ。だから、どんなことがあっても仙台を通るんですよ。ここから入ったりここから帰ったりということでですね。これはやればやるほど、言い方は悪いですけれども、東北の中で仙台が勝つんですよ。そういう意味でしっかりやってもらいたい。  月曜日、火曜日と調査特別委員会で広島、あと岩国、ああいうところに行ってまいりまして、瀬戸内海を中心とした連携、あれを見てきたんですよ。聞いてきたんですね。やっぱり瀬戸内だと、真ん中に瀬戸内という海があるから、みんなそこに向かっているんですね。だから、何か連携がされているように、そういうふうな感じを私は受けてきたんですよ。  しかしながら、東北は、東北の形がこうなっていて、それが全部みんなで海のほうにというか、日本海側日本海のほうを、太平洋側太平洋のほうに向いている。私、見た感じ、イースター島のモアイの像を思い出したんですよ。イースター島のモアイの像というのは、全部沿岸部に立っていて、全部外敵から身を守るため、外敵にこんなすごい怪獣がいるんだぞと、こんなすごいやつらがいるんだぞということで、そういう侵略者から身を守ってきたという、そういう歴史なんですね。何かああいうふうに感じたの。私はやっぱりもっともっと全部を受け入れるというか、東北全体でやろうという、そういう気持ちというか、そういうふうな東北の連携にぜひしていってもらいたいなと。そして、やっぱり今まではいろんなことが言葉でよかった。しかし、これからは実践だと思いますから、ぜひ実践としてやっていきたい。  さっきの観光博で、東北の中で4県出ていたんですけれども、私が一番うまいなと思ったのはどこだと思いますか。(「青森」の声あり)青森、惜しいね。秋田だったですね。秋田は、もう一点突破ね。秋田犬、あきたけん。あきたけんという言葉と秋田犬、白い大きな犬、これを会場にも入れて、あきたけん、秋田犬ということで、そうやって一点突破で、やっぱり人も集まっていましたし、そういうことを逆に仙台が応援するぐらいの、そのぐらいの気概を持ってやってもらいたいと、私はそのように思っているんですよ。  そういった中で、三つ目の課題として、私は東北新幹線ができて、今や日帰りの圏内に東京から仙台なんかも入っちゃって1時間半で来ちゃうから、ビジネス客がいっぱい来るんですよ。今、営業所がなくなって、ビジネス人たちがどんどん日帰りで来ている。そういうビジネスで来た人たちが、空き時間なり、そういうところをうまく使って仙台を観光できる、見たり食べたり何か体験したりできるような、そんなものがあれば、こういう提案ができたらおもしろいのになと。仕事をして、ああ、ちょっと、じゃあ二、三時間あるからどこか見てこようとか、そういうことになればいいなと思っているんですけれども、いかんせん、仙台の弱点というのは見るようなところがなかなか少ないというような形で、そういうふうになっていると思うので、そんなところも新しい切り口の中でいろいろなことをやっていってくれたらなと思っているんですよ。このビジネスで来た人を、せっかくのこういう人たちを観光なり食事なり、できれば1泊、仙台に来たんだから泊まっていこうという、ついでだから奥さんも旦那さんも呼んで泊まっていこうとか、そういうふうな魅力あるまちに仙台というものをしていきたいなと思っているんですけれども、このビジネス客に対する取り組みはどのようになっていますでしょうか、お願いをいたします。 17: ◯観光課長  観光客動態調査のアンケート結果におきましても、ビジネス目的で本市に来られた方は約2割に上っております。また、同じ調査報告書でも、観光の意識がほとんどないというふうに分析されておりまして、観光客の中の2割を占めるビジネス客という、それが強みでもあり弱みでもあるという分析もなされておるところでございます。  一方で、仙台訪問をしたビジネス客満足度、約9割が満足しているという非常に高い数字も出ておりますし、同様に全体の約9割以上の方が、また来たい、来訪意欲があるというような結果も出ております。観光客としての潜在的なターゲットになり得るものであると認識しております。  そして、これまで短い時間でビジネス客の方も気軽に観光していただけるように、るーぷる仙台の運行ですとか、まち歩き事業などに取り組んでいるところでございますけれども、今後さらに長く、できれば宿泊につながるような、滞在していただけるようなメニューの工夫、朝と夜のメニューの開発など、観光目的でぜひ来訪していただけるようなプロモーションなども行ってまいりたいと考えております。 18: ◯佐藤正昭委員  そういう意味では、仙台は9割以上の人たち満足感を持っている。当然といえば当然ですよ。東北の中で一番の都市でありますから、ほかの都市に行っても、夜、飲みに行こうといっても、なかなかそういうところはないですから。仙台は国分町なり、あそこの周りにいっぱいあるわけですし、宿泊場所もいっぱいあるから、それは当然のことだと思います。それをもっと引きつけていく、そして、もしかしたら連携することによって引きつけるのかもしれない。仙台だけじゃなく、東北という枠の中で連携していくことによってそういうことが可能かもしれないと、そういうふうにも思っているんですよ。  あと、先ほど仙台の夕べの話がありました。私、何度かこの場でも言っているんですけれども、仙台の夕べは何十回とやっている、東京で。これを、私は、せっかくコンベンションセンターができた、せっかくできたんだから、コンベンションセンターも見てもらいながら、ああいうところで1回やったらいいんじゃないかなと前からお話をしておるところなんですけれども、そんなことも少し考えたらいいんだろうなと。  あとは、観光といっても、今、観光産業自体が大変なのは、土日の観光に集中している。あとはお正月だ、お盆だという、ヨーロッパ諸国なんかと違ってバカンスの制度がありませんから、本当はそういうふうになれば、長期でやって、みんな潤って、もうかって、いい循環になるんでしょうけれども、なかなかそうじゃない。この土日観光、それをうまく埋めていくのが、私は一つのターニングポイントがコンベンションだと思っているんですよ。せっかく仙台はコンベンションセンターができて、今コンベンションに力を入れている。文化観光局観光交流部は観光とコンベンションと両方やっていると。これがまずはしっかり連携してもらうと、もっともっと集客できると思うし、多分コンベンション人たちは、コンベンションの今の施設の状況は不満だと思うんですよ。もっともっと別の形でできたらいいと思っているんですよ。私の聞いたところでは、この間、医学のそういうところがあったとき、あれでは足りなくて、大きなテントをいっぱい張って、そうやって学会をやられたということであります。どんどん行けば、追廻住宅のほうに行けばあれだけ広大な土地があるわけですから、ああいうところを利用してコンベンションの施設をつくっていくことによって、そういうほかの地域からのお客さんを平日に引き入れて、観光産業全体として潤えるような、土日だけじゃなくという、そういうふうなまちにしていけたら私はおもしろいんじゃないかなと思うし、コンベンションがあって、その後に宿泊してもらってもいいし、食べてもらってもいいし、あとは、せっかくコンベンションができましたので、あそこから東西線に乗れるわけですから、西に行けば八木山動物園もありますし、東に行けば水族館にも連なる。そして、最終駅の荒井駅には震災復興のそういうものもあるんですから、これも一つの観光なり魅力的なものになっていくと思うので、こういうコンベンションの誘致ということをもう少し主流にした観光への取り組みというものもやってみたらいいんじゃないかなと思うんですけれども、いかがでしょうか。 19: ◯誘客戦略推進課長  今年度は、コンベンション誘致活動に加えまして、中心部の商店街が大規模な学会の期間中に実施するイベント、これは物産市ですとかクーポンつきガイドブックを配布するというような取り組みへの支援を行いまして、コンベンション開催促進のほかに、地域の経済効果を高める事業に取り組んできているところでございます。  引き続き、観光国際協会国際センター指定管理者と連携した誘致活動、これは第一でございますけれども、これらに加えまして、地元の事業者と連携した取り組み、こういったものを通じて、地域経済活性化に取り組んでまいりたいと考えてございます。 20: ◯佐藤正昭委員  きめ細かい情報収集というのも必要で、昨日、不動産のほうの全国大会があったりして、ああいうところもうまく情報を察知して、連携して連動してやってもらいたいなと私は思うんですよ。そういうことは、いろんなところ、旅行業者なりJRなり航空会社なり、宿泊場所に聞いても、ホテルに聞いてもわかるでしょうし、こういうものをやっているから、こういう大づかみのお客さんがいっぱい来ているんだよということはいっぱいあると思うんですね。そういうことを一つ一つ丁寧に拾っていくというか、そういう作業も私は大切なんじゃないかなと思っているんです。  また、仙台はどうしてもディズニーランドがあるわけじゃないし、USJがあるわけじゃないし、ハウステンボスがあるわけじゃないし、今度できる名古屋のレゴランドがあるわけじゃない。しかしながら、何かいい話、仙台に一つぐらいないのかなと思っているんです。文化観光局長、仙台でそういうもので、いい話というのは何か小耳に挟んでいないんですか。 21: ◯文化観光局長  なかなか、今おっしゃられたようなものとの並びでのいいものというのは、寡聞にしてまだ私は聞いておらないというような状況でございます。 22: ◯佐藤正昭委員  やっぱり観光の世界というのも多分余り広くない世界だと思うんですよ。6年か7年前に、ウェスティンホテルで世界観光ダボス会議というのがありました。議員の方々も行った方がいて、あのとき600人か700人のパーティーがあって、それに参加された方もいるかなと思うんですけれども、その別室では、着席で、エミレーツ航空の社長だとかディズニーの専務だとか、そういう人たちが来て、観光の本当に大どころの人たちが、30組の夫婦だったかな、そういう人たちが毎年一遍集まって、世界の観光戦略について語り合うような、そういうところがあるんですね。そういうところの中で決めていかれる部分もいっぱいあるので、その日、うちの市長も参加しておりましたから、ぜひ市長にそのときの様子なり、名刺を持っているはずですから、それを聞いて、そういうところからタッチをしていくと、ダイレクトにそういう世界の一番のところに行けていいかもしれません。  私は、過日、ぜひ仙台で、被災地で、今いろいろな提案募集がされていますけれども、沿岸部でですね。私は前々からやったらいいなと思っているのが、数年前、私、大阪城公園で、オートバイの、だあっと行って回転をして着地をするやつがありますよね。あれ、すごいんですよ。飛行機の上からも大阪城と同じぐらいの大きさの仮設のスタンドがばあっと赤とか黄色とかに見えて、本当にあのとき3万人そこに入って、それを見て、そうしたら、そのチケットというのはものの数十秒で売り切れるそうです、世界販売で。それはもう富裕層の人たちが、それを見たさにみんなそれを申し込むということですね。何でこれはこんなにすごいのかなと。  今、皆さんも御承知のとおり、沿岸部のところで、セスナでポールを回っているのとかありますよね。あとは自転車でそういうのをやったり、スケートボードでやったり、そういうものがあるんですね。これ、全て、実はウォルト・ディズニーがやっているんですよ。ディズニーランドを運営しているウォルト・ディズニーがやっている。だから、はやっているんですよ。世界一のエンターテインメント企業だから、あの盛り上げ方もやり方も集客の仕方も、全部知っているんですね。だから、どこに行ってもいつでもいっぱいという、そういうものなんですけれども、ぜひこんなものが仙台に来たらうれしいなと思うし、仙台市はオール仙台でそういう取り組みをぜひしてほしいなと。何かやっぱり奥山市政になって夢のある子供たちに何か発信できるようなものというのが私は少ないと思っているんですよ。そういうことを少し、先ほども言いましたけれども、縦割りじゃなく、文化観光局だけがやるんじゃなく、皆さんと一緒にやっていけばいいと思うんですよ。  私は、この観光戦略、仙台というのはなかなか、イベントはあるんだけれども、イベントは土日で終わりなんですよ。それを恒常的なものにうまくつなげていける、この装置がまだちょっと甘いのかなと。ジャズフェスがあっていいんだけれども、実際ジャズをどこで聞けるのというのをしっかり答えられたり、しっかりプロモーションができていないんだろうと思います。本当はお祭り会館みたいなものがあればいいんだけれども、なかなかないものねだりは難しいと思うので、でも、あそこの仙台城の下の追廻あたりにそういうものができればいいと私は思っていますから、そういうものも、役所がつくるということにとらわれずに、いろんな人たちと連携をしながら、特に民間と連携をしながら、いろいろつくっていくことができるんじゃないかなと、そういう思いもしたりしますけれども、文化観光局として、今後どのような戦略で観光戦略というものを考えているのか。何か目新しいことはあるのか、その辺の御見解をお伺いいたします。 23: ◯文化観光局長  今、さまざまな御提案を委員のほうからいただきまして、今ここでお伺いをしながら勉強させていただいたところでございますけれども、今、我々のほうで考えておりますのは、まず、直近は平成29年度の予算要求に向けてどのように取り組んでいくかといった部分で、先ほど委員のほうから、プロモーションの中で選択と集中をといったお話もございました。まさにそういった選択と集中という考え方が非常に大切ではないかと考えております。  我々がやっているものは観光客の誘致、国内向けの話であったり、あるいはインバウンドであったり、あるいはコンベンションであったりということなんでありますけれども、例えば国内向けの観光客の誘致であれば、先ほども話で出ておりました観光客の動態調査、これは昨年度やったものがございます。その中でいろいろ、観光地としてのイメージが不明確ですとか、そういったことも出てきたわけでございますけれども、ただ、一方で、我々が新たに事業展開をしていく上でのヒントというものも得たわけでございます。例えば歴史、自然、食、それから上質なイメージ、こういったところが我々の強みであると。そして、来訪者として想定されますのが、週末仙台でもターゲットとしておりました女性、特にここで触れられておりましたが20代から40代の女性、それから、これも今御質疑の中でありました30代から40代の男性、ビジネス客の方、あるいは50代から60代の夫婦の方、それも関東より西のほうの方々といったような、そういった幾つか我々がターゲットとすべきであろうといったようなところも見えてきたところでございます。今後、こういったことを踏まえまして、新たに観光客誘致に係ります事業をさまざま整理するとともに、新たなものを組み込んでいくといったようなことで、効果的な観光客の誘致を図っていけるようにしてまいりたいと考えております。  また、インバウンド、コンベンションのほうで申しますと、課の名前も、国際プロモーション課というような課でやっていたものが、ことしから誘客戦略推進課というように組織も変わったわけでございます。これまでどちらかというとプロモーションに重きを置いてやってきた部分があったかと思いますが、プロモーションのみならず、インバウンド向けのコンテンツの磨き上げであったり、あるいはコンベンション向けの受け入れ環境の整備であったり、こういったところについてもさまざま取り組んでいくものがプロモーション以外にも多々あるだろうと考えておりまして、こういったものについても取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。  インバウンドのほうにつきましては、今年度、日本政府観光局ですとか、あるいは東北観光推進機構のほうでも、さまざまマーケティングの調査をやっておられます。そしてまた、我々のほうも今年度の予算を使いまして、外国人の動態調査あるいはビッグデータを使ったさまざまな調査を行っております。こういったものの結果も生かしながら、なるべく、とにかく下手な矢でも数撃ちゃ当たるというのではなくて、これは本当に、ぜひ我々がどういう人たちに対して訴求したいのかというところをきちんと明確に定めて、そのターゲットごとに効果的な訴求を図っていくと、こういった考え方取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。 24: ◯佐藤正昭委員  ぜひ積極的なお取り組みというか、今までの考え方に余りとらわれずに、少しいろんな考え方を出しながら、ぜひ局内で議論をしていただいて、誘客が図れるように頑張っていただきたいと思います。 25: ◯佐藤和子委員  私からも観光振興について数点お伺いしたいと思います。  今お話にありました仙台の魅力発信の取り組みとして、ことしの4月に週末仙台、観光ガイドブックを初めて発行したということですけれども、このガイドブックの概要をお教え願いたいと思います。 26: ◯観光課長  週末仙台の概要についてお答えしたいと思います。週末仙台につきましては、従来の観光パンフレットにあるようなありふれた総花的ではない、これまで余り知られていなかった仙台の深い魅力などを掘り下げまして、新たな視点によるガイドブックというものを目指して作成したものでございます。ターゲットは先ほど申し上げましたとおり首都圏の20代から40代の女性になっておりまして、発行部数は初版で5万部発行しております。事業費につきましては、これは平成27年度の事業費で作成しておりまして2500万円、商業施設や旅行代理店、また空港などを中心に配布をしているところでございます。 27: ◯佐藤和子委員  それでは、5万部ということでしたけれども、反響など効果はどのようなものであったでしょうか。 28: ◯観光課長  配布当初から非常に我々の予想を上回る反響、問い合わせがございまして、首都圏を初めとする配布店舗には700名ほどの行列ができたり、また、郵送による配布も2回ほど行っておりましたけれども、1次配布につきましては8倍の応募がありました。また、ホームページのアクセス数は8月末までで約30万件、マスメディアにつきましても地元のみならず中央のメディアからも取り上げられたということで、反響は大きかったと考えております。 29: ◯佐藤和子委員  大変反響が大きかったということで、私も読ませていただいたわけですけれども、20代から40代ということですか、30代のターゲットということですけれども、中高年の年代もとても楽しく読ませていただいて、本当に満載だなという感じです。それで、羽生さん、また福原愛さんの素顔の写真も掲載されていて、本当にファンは殺到するなという感じです。そして、仙台のイベント、さまざまな、食もそうですけれども満載になっているということで、すばらしいものだなと思いました。随分立派だなという感じなんですけれども、今後、これはどういうふうに広げていかれる予定となっていますでしょうか。 30: ◯観光課長  初版の5万部につきましては残りわずかとなってきておりますので、今後、増刷によるさらなる配布を行うほか、来年度までも主要なPRのツールとしてさらに効果的な活用を考えてまいりたいと思っております。 31: ◯佐藤和子委員  今回伺ったところ、講談社にも御協力いただいて作成したということですので、やはり民間の視点というか知恵というか、そういうものもおかりして進めていくんだろうなと思っております。ネットのほうの発信も、ぜひそういう部分も取り入れて発信していただきたいと思います。  次は、スポーツということで特化して質問させていただきたいんですけれども、本市はバスケットやサッカー、プロスポーツが大変盛んでありますけれども、やはり市民の観戦というものにとどまらず、観光にどう結びつけていくかということがこれから重要ではないかなと考えます。会場などに観光PRにつながるブース、そういうのもあるんですけれども、さらなる工夫、そして増設ですね、そういうものにもさらに取り組んでいただきたいと思うんですけれども、このスポーツを取り入れた観光についての御所見をお伺いしたいと思います。 32: ◯観光課長  委員御指摘のように、スポーツツーリズムという言葉もありますように、非常にスポーツは観光にとって有効な観光資源になるものと認識しております。これまでもホームゲームの場合に仙台にいらっしゃる相手チームのファンやサポーターなどに向けまして、観光のパンフレットなどのPRを行っているところでございます。今後、仙台で行われるプロスポーツ、先日のセンダイガールズプロレスリングなども含まれると思いますけれども、相手チームがないようなプロスポーツにつきましても、スポーツ観戦が仙台の誘客につながるよう、いつ仙台でそういった催し物が、試合が行われているのか、効果的に発信できますよう、観光のホームページ上でスポーツのスケジュールなど日程がわかりやすく表示されるような作業を現在行っているところでございます。 33: ◯佐藤和子委員  ぜひ市民だけではなく、こういう、先ほどもお話がありましたように観光客、またビジネスで来られている方にももっとわかりやすく発信していただければと思います。  次に、先日、ブランド総合研究所というところで出している地域ブランド調査2016というのが発表になったわけですけれども、これは知名度や魅力度、イメージなどの77項目でランキングが出ているものですけれども、1位は函館市で、3年連続第1位ということで4回目ということです。そして、その次に京都市、そして札幌市ということで、仙台市は何位でありましょうか。25位でございます。仙台市は25位なんですね。  それで、先ほど佐藤委員からもお話があったとおり、仙台市はなかなか名所というものが少ないというか、ないわけですけれども、イベント型でジャズフェスとか国際ハーフマラソンとかということで、それを本当に発展させて定着させて、多くの方に訪れていただくようになりました。  本当に関係者の皆様の御努力に敬意を表したいと思うんですけれども、私は、もう一つ、仙台の魅力とは何かと考えたときに、それはすばらしい人材がいるということではないかなと思っております。今回、リオオリンピック、パラリンピックで仙台の出身または仙台のゆかりの選手の方々が大変な活躍をして、私たち仙台市民としても賛辞の楯を贈呈ができるということは本当にうれしいことですし、すばらしいことだと思うんですね。やはりこういう方々、世界で活躍している、スポーツ選手もそうですけれども、人材という、人に着目した観光というものが、これから考えていく上で、さらに推進していく上で大事な視点ではないかなと思っております。先日女子バドミントン初の金メダルをとったタカマツペアも、仙台を第二のふるさとと言ってくださっております。ですから、この方々というか、スポーツに限らないんですけれども、もっともっと顕彰していくべきで、そういう偉人や偉業をなした方の記念館なんていうのが全然仙台にございませんので、本当にそういう施設を建設するなり、また写真展など、そういうイベントをするなりということで、こういう活躍している人材を観光に結びつけていくというんですかね、そういうことはいかがかなと思っております。当局として、人に着目した観光というものに対してどのようなお考えを持っていますでしょうか、お伺いしたいと思います。 34: ◯観光課長  先ほど来御説明しております週末仙台におきましても、特に羽生選手の効果が非常に大きかったものと認識しておりますし、また、福原選手についても発信力が非常に大きいと認識しております。両選手につきましては、仙台の観光アンバサダーに任命して、ポスターなども撮影させていただきながら活用しているところでございまして、今後も忙しいスケジュール等はございますけれども、本人の意向を確認しながら積極的に観光の誘客に活用していきたいと考えております。  また、オリンピアンを初めとしまして、さまざまなジャンルで活躍している本市ゆかりの著名な人材を観光に結びつけられれば非常に有効だと思っております。スケジュール等いろいろと難しい課題はございますけれども、挑戦していきたいと認識しております。 35: ◯佐藤和子委員  最後に、人に着目した観光という視点と、それから、もう一つ、現在ある施設をいかに、天文台や科学館など、そういう施設をやはり地域資源、観光資源としてさらに見直し、充実をしていくということも大事ではないかなと思います。地下鉄東西線もできまして、八木山動物公園駅、これは日本一標高が高い、136.4メートルでしょうか、日本一標高が高いということで、こういう部分でも展望台になっていまして、本当に太平洋が眺められるすばらしい駅にもなっておりますので、こういう地下鉄自体も観光資源としてアピールしていくということで、今ある既存の施設をいかに観光資源にという、そういうことも大事ではないかなと思います。この点も含めて、最後に局長に御答弁をいただきたいと思います。 36: ◯文化観光局長  地域資源を掘り起こしまして、そして観光資源として磨き上げていくといったことは、非常に重要であると考えております。まちの隠れた魅力を訪ねて観光するまち歩き事業と、こういったものも現在も進めているところでございますけれども、引き続き取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございます。  あと、今、具体的に委員のほうから触れられました八木山動物公園、それから博物館、それからうみの杜水族館、これをあわせました3館スタンプラリーによる連携事業といったようなことも行っておりまして、今後とも観光資源としてこういったものの活用を図ってまいりたいと考えているところでございます。 37: ◯佐藤和子委員  ありがとうございます。文化観光局というふうになりまして、さまざま連携をとってさらに推進していくためにこの局ができたと思いますので、当然庁内での連携、または先ほどもお話がありましたけれどもさまざまなところとの連携、または民間の知恵、お力をおかりして、よりよい魅力ある仙台市になっていただきたいなと、そのことを願って質問を終わりたいと思います。 38: ◯沼沢しんや委員  私からもインバウンドのことについて何点か確認も含めて少しだけお伺いさせていただきたいと思います。  先ほど来、佐藤正昭委員からも仙台市が東北のゲートウエーとなって、仙台が中心となって東北全体の観光を引っ張っていくんだというふうな御発言がありましたけれども、私も全く思いを同じくするものでございます。そんな中で、先月の地元紙に、仙台市が外国人旅行者向けの観光案内所を年内に仙台市中心部に開設する方向であるというような報道がなされました。これは、東北の自治体では観光案内所をそれぞれやられていますけれども、外国人観光向けという意味では東北で初の試みだというふうにも伺っておりますけれども、そもそもこれはどういう目的で外国人向けの観光案内所をつくられるのかということと、先日、プロポーザル方式で業者が選定されたというふうにもお伺いいたしました。選定に至るまでの経緯についてもお伺いさせていただきたいと思います。 39: ◯誘客戦略推進課長  中心部観光案内拠点の設置の目的でございますが、先ほど局長のほうから申し上げましたが、従来は海外に出向いてのプロモーション活動、こういったものが中心でございましたけれども、これから我々としてもやはり地域経済活性化に向けた外国人観光客の消費の拡大、あるいは快適な滞在環境の提供、こういったものが重要だという認識に立ちまして、設置ということを決定したものでございます。  選定過程につきましては、広く事業者から提案を募る公募型プロポーザル方式、こういったものを採用いたしまして、9月9日に公募を開始、16日に事業の説明会を実施いたしまして、7団体の参加がございました。最終的に提案をいただいたのは2団体でございましたけれども、10月11日、今月11日の審査会の審議を経て事業者を選定したところでございます。 40: ◯沼沢しんや委員  説明会を行って2団体の方々が応募していただいたと。ここには、もちろんプロポーザル形式ですから、どういった内容でやるのかというような提案の内容があったと思います。提案がなされて、今回決定したということですから、そこの団体がどういうことをやるのかということについての御紹介をお願いしたいと思います。 41: ◯誘客戦略推進課長  今回選定された事業者の提案内容につきましては、まず、中心部の百貨店の中、これは1階のフロアになりますけれども、案内用のカウンターを設置いたしまして、パンフレットの配布や観光案内を行うということが一つございます。また、市民ガイドボランティアなど、関係団体と連携したまち歩きツアーや体験型観光の実施、あるいは商店街の空間を活用した多様なイベントの実施、国際センターでのコンベンション参加者の回遊性向上を目的とした臨時の案内所の設置やイベントの開催、こういったものが事業提案として盛り込まれておりまして、私どもといたしましては、中心部商店街の活性化や東北連携、東西線の利用促進、市民協働といった市が進めている事業との連携、あるいは地元企業、関係団体との連携などの取り組みについて、非常に独自性、アイデアにすぐれているという観点から、この提案を採用したという経過でございます。 42: ◯沼沢しんや委員  今初めて伺いました。市内の中心部につくられて、百貨店の中に、これは常設でもちろんつくられるんだと思うんですけれども、全国的にもこういった外国人観光客向けの観光案内所を設置される自治体といいますか、これは自治体というよりも民間の取り組みが多いと思いますけれども、ふえています。今月の1日には沖縄のギャラリア、大型の免税店ですけれども、その中にJTBさんが観光客向けの案内所をつくられたと。それで、ちょうどきょうですけれども、福岡の博多でキャナルシティ博多、駅のところに観光客向けの案内所の設置、きょうちょうどされたというようなニュースも出ていました。いずれにしても、ここは両方ともふだんから外国人観光客の方がそもそも来ているところで、来ているからそこに設置するというような内容になっています。  今回、仙台でつくるに当たって、なかなか東北全体として、仙台市もそうですけれども、今、全国的に見ればインバウンドは苦戦している部分もあって、ここをせっかく設置して、もちろん民間の、今御提案いただいたその内容を御紹介いただきましたけれども、そういった内容を民間の業者さんに頑張ってやっていただきながらも、これをつくったから、お任せしましたから、仙台市は知りませんというわけにはもちろん絶対にいかないと思うんですね。ですので、これはなかなか全体的にインバウンドが東北としては苦戦している中で、また、この観光案内所もせっかくですからちゃんと利用していただかなければいけないと。そういったところを民間と一緒に連携しながら仙台市としてかかわり続けていかなければいけないと思うんですけれども、今後の仙台市のこの辺のかかわり方とか、そういった方向性についてはどのように現時点で考えられているのかを御紹介いただきたいと思います。 43: ◯誘客戦略推進課長  当面は事業者とともに年内の開設に向けた準備に取り組んでまいりたいと考えておりますが、この観光案内拠点はインバウンドの増加に向けた受け入れ環境の充実や消費の拡大、あるいは仙台市としての引きつけるようなコンテンツの充実、こういったものをともに磨き上げていきたいというところが重要でございまして、将来にわたって継続した運営がなされるべきものと認識してございます。こういった観点から、経済局とも連携をいたしまして、事業者とも知恵を出し合いながら、東北を視野に入れた観光案内ですとか、あるいは提供サービスの充実、和文化体験やまち歩きなどの観光コンテンツの充実に取り組んでまいりたい、このように考えてございます。 44: ◯沼沢しんや委員  先ほど来ありましたけれども、仙台市は東北の中でやっぱり中心となって観光を引っ張っていかなければいけない。そういった中で、東北の中で初の、今回これがあくまでも外国人観光客向けの案内所だということでございます。ですので、もちろん仙台市内の消費の拡大ですとか、そういったことはもちろんここを通じて大いにやっていただきたいと思うのとあわせて、やっぱり東北全体にどういった魅力があるのか、こういったところについて、仙台市がゲートウエーとして、そこに来ていただいた外国人の皆さんに仙台市以外の情報も含めてちゃんと発信をしていただいて、東北全体の利益に資するような、そういうような施設になっていただきたいなということを念じながら、そして、そのように仙台市にもかかわっていただきたいなということをお願い申し上げて、質問を終わります。 45: ◯嵯峨サダ子委員  環境保護の立場から1点だけお尋ねをしたいと思います。  今、蒲生干潟のところに県が防潮堤を計画していまして、河川堤防なんですけれども、この問題ではいろいろ蒲生干潟を守る会の皆さんや市民の方々の要望で、若干堤防を内陸側に移動するというようなこともこれまでずっといろいろされてきたんですが、ところが、それでもなお貴重なところ、アカテガニの産卵場所であったり、ヨシの群落でヨシゴイが繁殖している、そのアカテガニの生息エリア、それに今の計画の河川堤防がすっかりかかってしまって、特にアカテガニの生息エリアになっている沼があるんですけれども、そこが全部埋め立てられてしまうという、そういう今の河川堤防の計画になっているんです。  その蒲生を守る会や自然保護の団体の皆さんが、今の計画でなくてもっと堤防を内陸側に移動してほしいということで、具体的にこういう絵柄なんですけれども、この赤が計画変更してほしいというね。ここのところに沼があったり、アカテガニの生息場所、貴重な生物がいるということなので、計画はこうなんだけれども、こういうふうにしてほしいということで県のほうに要望しているんですけれども、県のほうは、これについては絶対計画変更はしませんよという立場ではなくて、若干柔軟に対応するやに聞いているんですが、環境保護をつかさどる仙台市として、どういう立場でこの問題に臨むのか、その辺の考え方についてお伺いしたいと思います。 46: ◯環境局長  まず、環境局としての立場で申し上げますと、蒲生干潟というものが潮の満ち引きという環境の中で多様な生き物が生息し、渡り鳥の重要な飛来地ということで、環境資源として非常に重要な位置づけがあるというのが環境局としての考えでございます。その中で、本件につきましては、そのことに十分配慮した上での事業展開と、これが必要だということで、これは担当の部署としては都市整備局になりましたが、議会でもお答えを申し上げ、そのような私どもの認識に沿った形で県のほうの計画が進められてきたというのが私どもの認識でございます。 47: ◯嵯峨サダ子委員  環境局長のお立場として、やっぱり貴重な蒲生干潟を守るというスタンスでいろいろ意見を申し上げられてきたと思うんですが、ところが、同じ仙台市の中で、一方は、蒲生北部の区画整理事業地内であるということで、都市整備局はこの堤防変更には非常に断固として応えないというスタンスで今いるんですよね。敵は内側にあると私は思うんですけれども、だから、やっぱり環境サイドとして、貴重な蒲生干潟、そこに生息する貴重な生物、動物をしっかりと保護するという、そういう立場で私は臨んでほしいと思うんです。まず県にきちんと仙台市のスタンスを伝えることと、それから、頑固な都市整備局を説得するという、そういうことでぜひ頑張っていただきたいと思うんですけれども、線形を変更しても何も、実際おうちはすっかりなくなって、流されてありませんし、そんなに線形を変更したからって今の区画整理事業に多大な影響を及ぼすような面積でも何でもないわけですから、むしろ事業費が、こういうふうになるところをこうすれば、堤防そのものの事業だって若干節約できるんじゃないのかなと素人目には考えるわけなんですけれども、やっぱりそこは自然の保護をきちんとつかさどる局としての見解をぜひ示してほしいと思うし、特に蒲生北部区画整理事業に関連しては、やっぱりこれをきちんと変更するような案でもって頑張ってほしいということで強く要望したいと思うんですが、局長、いかがでしょうか。 48: ◯環境局長  この事業は一義的には宮城県の事業と、事業主体としてはですね、ということでございまして、その本市としての窓口というのも都市整備局が当たってきたというのが基本的な図式でございます。その中で、いわゆる貴重な環境を保全するという観点から、私ども、かかわりがあるということでございまして、そのような図柄の中で、都市整備局ともよく意見を交換いたしまして、この事業の進捗、あるいは今お話しいただいた話の進め方というのもあろうかと思います。私どもとしては、先ほど申し上げたような立ち位置の中で関係部局との協議に臨んでまいりたいと、このように思います。 49: ◯嵯峨サダ子委員  宮城県のほうは、防潮堤の担当のほうはやはり自然保護に配慮したスタンスで臨んでいるというふうにちょっと聞いているので、やっぱり一番それに頑固に立ちはだかっているのが都市整備局だというふうにも漏れ聞いていますので、そこのところはやっぱりしっかりと環境を大事にするというところでぜひ臨んでいただきたいということを申し上げて終わります。 50: ◯委員長  ほかに皆様から発言等がございましたらお願いいたします。               〔「なし」と呼ぶ者あり〕 51: ◯委員長  なければ、次に、他都市視察についてであります。  前回の委員会において、視察日程については11月15日火曜日から11月17日木曜日までの2泊3日とし、視察先については正副委員長に御一任いただいておりましたが、現時点での正副委員長案について御報告いたします。  視察先につきましては、副委員長とも相談の上、閉会中継続審査事項である地球温暖化対策の推進について北九州市の次世代エネルギーパークを、それから、ガスシステム改革については西部ガス株式会社ショールームヒナタ福岡を、あわせて、本市の観光施策として熊本市の取り組み、また、経済活性化施策として福岡市の取り組みを視察したいと考えております。  以上のようなことで進めてまいりたいと思いますが、よろしいでしょうか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 52: ◯委員長  それでは、そのようにさせていただき、議長に対し、委員派遣の申し出を行いたいと思います。  なお、状況によっては視察先の変更等が生じる場合もありますが、その際には改めて皆様にお知らせしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは、これをもって協議会を閉会いたします。...